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2020.10.22 ワイン造りの第一歩「容器検定」

ワイン造りに重要なことは何か。知識?技術?経験?感性?どれも武器にはなるがそれが一番ではない。単純作業を丁寧に間違いなく繰り返す「忍耐」。これが一番重要!簡単なようで難しい。出来るようで出来ないのだ。

「容器検定」とは、ワインの製造や貯蔵に使用するタンクや樽等の容器を測定する作業。ワインは常にどのタンクにどれだけ入っているかがわかるように、タンクの空寸を測定する「尺棒(シャクボウ)」と、各タンクの容量を調べる「桶帳(オケチョウ)」を用意しなければならない。新しいタンクを使う場合、必ずオケチョウを作成し税務署に申告する。

容器検定は、空のタンクに一定量の水を入れ、その都度深さをシャクボウで測定して記録する。5リットルのメスシリンダーで4回水を入れると20リットル。20リットル入れるごとにその時の深さを測る。この作業を容器が満タンになるまで繰り返し容量を確定させるのだが、途中で「今何リットル入れたっけ?」と一度でも不安になったらそこで作業終了。初めからやり直しとなる。この容器検定を誤ってしまうと、今後製造するワインの量がすべて間違ってしまうため、ワインを造る以前に容器検定を正確に終えなければならない。

検定作業中は私語厳禁!思考も厳禁!集中すべきは目の前にあるメスシリンダーの水の量と入れた回数のみ‼

水入れ作業者と測定値記録者の2名が常に大声で量と回数の確認をしながら、満タンまでの果てしないゴールを目指して作業をする。これは忍耐以外の何ものでもない。

無事2つの容器検定を終えることができた。私語思考再開。会話が弾む。



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