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2021.1.09 新樽100%の風味

2019樽熟成(ヤマ ソービニオン)をリリースした。

仕込み段階から全房樽仕込みとハンドピジャージュ、さらにバスケットプレスによる圧搾と、超古典的な醸造法でつくられたワインを、さらに一年間バリックバレル(フレンチオーク)の新樽で熟成しました。

新樽とは、初めてワインを入れる樽のことで当たり前ですが一樽で一度しかできない熟成です。新樽熟成の特長は樽由来の特長が強くワインに表れること。

2019樽熟は、イタリアのトヌリエであるGamba社の新樽を使用。トーストはミディアム(MT)で、生木のバニラやココナッツのような香りとタンニン分の燻製やスパイスのような香りが絶妙にワインに溶け込みました。全房発酵独特の色調は赤味がやや薄く、風味はしっかりと全房発酵由来のタンニンと新樽の個性がうまく表れたワインです。

ちなみに、昨年リリースした2018樽熟は、Gamba社の新樽でトーストはライト(LT)。

生木の甘い香りが強く表れた初々しいファーストヴィンテージのワインでした。今回の2019樽熟とは雰囲気が違い、あらためて一年に一回しかつくることができないワインの奥深さを感じます。





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