top of page

2022.9.12 JINDEゲミシュターサッツ

JINDE畑

・ワイン用品種(ヤマソービニオン、ピノノワール)

・白系4品種(ハニービーナス、ハニーシードレス、シャインマスカット、ロザリオビアンコ)

・紅系5品種(デラウェア、ノースレッド、クイーンニーナ、サニールージュ、キングデラ)

・黒系5品種(バッファロー、マスカットベーリーA、サマーブラック、ブラックビート、オリエンタルスター)

計16品種を同時期に収穫し、同一タンク内で発酵。

すべてがJINDE畑のぶどうで、ヤマソービニオンとピノノワール以外は生食品種です。本来、生食品種は綺麗に成形し、種なし処理をして限りなく大粒に作ることが良品とされていますが、ここではワイン醸造用として垣根仕立てで限りなく小粒に育て、種を残して個性を追求しています。各品種とも香りと風味が豊かに成熟し、これらの特長を最大限に表現する仕込み方法を色々と試みてきました。そして今年、導き出した答えは「ゲミシュター・サッツ」です。

「ゲミシュター・サッツ」とは、オーストリアワインの伝統的なワイン製法で、単一畑で複数の品種を混植し、時期を見極めて同時期に収穫し醸造することにより、テロワールを純粋にワインの風味に反映させることができる製法です。また、ヴィンテージの特徴が素直に表れるという点でも大変興味深く、面白いワインです。この製法からつくられるワインは、音楽で表すとオーケストラの協奏曲のような雰囲気があり、力強く複雑で独特な深みが作り出されるように感じます。音楽の都ウィーンで最も知られているワインであることからも、ワインづくりはその地域の伝統や文化と直結していることを実感します。

現在、2022メンバーズ定期便の限定醸造ワイン、JINDEゲミシュターサッツとなるよう仕込み中です。


Comments


bottom of page