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2022.6.30 今年もY型クロス完成です
今日の周防大島の日中の気温は30℃。日差しはとても暑かったのですが、夕方に作業を終えた私には、ぶどう畑にそよぐ風が心地よく感じられました。なぜこんなにも晴れやかで、穏やかに私の心が整ったのかと言いますと、理由は2つあります。...


2022.6.6 ワイン農家のグチ
立夏に開花が始まったと思ったら、あっという間に芒種を迎え、ぶどうは順調に果粒肥大期に入った。この時期は、とにかくぶどう樹は元気いっぱい。日々ぐんぐん伸びる新梢の誘引と摘芯と、おまけに下草刈り作業のトリプルパンチが我が体力を奪います。毎晩、疲れ果てて肩と背中に2~4枚の湿布を...


2022.5.5 セカンドヴィニュロン
今日は立夏。ぶどうはこれから開花期を迎えます。 昨日5/4、新緑のワイン茶会が開催されました。 ぶどう畑では生育状況やワインづくりについて、私の想いを語り、参加者の皆さんに聞いていただきました。 その後はお寺カフェさんに場所を移し、シセラを鮨くぼ田さんの特別点心と、ワインを...


2022.4.26 春の嵐に思ったこと
穀雨から一週間でぶどうの新芽はスクスク生長し、ぶどう樹は今年も小さな花芽をいっぱいつけています。朗らかに生長していたぶどう樹ですが、今日は春の嵐の中、新梢は強い雨風に打たれながらも健気に耐えているようです。 9月の収穫まで、今年はどんなことが起きるのでしょうか?期待とともに...


2022.3.23 目覚めの合図です
毎年、春分までに全てのせん定・整枝を終わらせることに決めている。が、今年はなかなか思うように進まない。それもそのはず、年々畑のぶどう樹は元気に成長しているため、せん定をする枝の数は昨年よりおよそ1.5倍に増えている。作業半ばで心が折れそうになりながらも、先を見ず目の前の一本...


2022.2.14 2022シーズンの始まりです!
旧元日(2月1日)からおよそ2週間が経ちました。もう2月半ばですが、ワイン農家の私たちにとっては正月休みが終わり、これからが仕事始めという感覚です。この2週間、私は主に畑の巡回(野良まわり)と薪拾いを、セカンドヴィニュロンは醸造所でシセラキュヴェバレルトライアル(クラウドフ...


2022.1.17 チーム ドメーヌ ピノ・リーブル!
昨日、2021メンバーズ定期便の発送を完了しました。無事メンバーの皆さまに届くかな。楽しんでもらえるかな。と、色んな感情が頭をよぎり、今日は一日中ソワソワしています。 私はワインをつくる上で、栽培と醸造の作業についてはすべて自分で決断して進めることができます。でも、それを一...


2021.12.29 仕込み完了!定期便の準備中です。
冬至以降、寒気が周防大島をすっぽりと覆っています。ぶどう畑の樹も全て落葉し、秋から冬へと風景が変化しました。さて、醸造所の発酵室は、今、全てのタンクがワインから発酵中のシセラに変わり、爽やかな柑橘香が充満しています。室温は10度以下となり、酵母にとっては過酷な条件ですが、ゆ...


2021.12.16 ヴィニュロンの朝は・・・遅い。
霜月。二十四節気で大雪を迎え、周防大島はみかんの収穫最盛期です。早朝まだ朝露が残る中、焚火に手をかざしながら、周りのみかん農家さんの畑は収穫のお手伝いさん達で賑わっています。 さて、我々ワイン農家は、というと、朝日がしっかり昇りきった頃に、家の屋根を元気に走るカラスの足音で...


2021.11.1 ワインの仕込み終了!そして樽出しと瓶詰め
今年収穫したぶどうは全て圧搾作業が終わりました。この時点で専門用語ではワインを「製成」したことになり、仕込みは完了です。製成して一つ一つタンクに入った原酒のことを、私はキュヴェと呼んでいますが、これらのキュヴェの特長を確認して、これからどのような製品にするかを計画してから、...


2021.10.19 赤ワインのプレスと気がかりなこと
今朝から突然、秋の冷たい風を感じたので長袖シャツに衣替えをしました。 ワインの仕込みは、約1か月の長い発酵期間を終えて搾り作業に入っています。最初はJINDE畑のピノノワールとヤマソービニオンから、もろみをバスケットプレスに入れて搾り始めました。...


2021.10.11 ワインの仕込み本番です
開設当初からワインの仕込み方法にはこだわりがあります。それは、一度に大量のぶどうを収穫して仕込まないことです。その理由は、一度にぶどうを採って仕込んでしまうのはもったいないからです。ぶどうの成熟には個体差があるので、全ての畑のぶどうをよく観察して、成熟が進んだ収穫適期のぶど...


2021.9.27 ぶどう2021の収穫完了です
8月15日から開始した今期の収穫は、約6週間をかけて今日無事に終わりました。 振り返れば、12日間の連続降雨や2度の台風と、ここまでぶどうにとって気象状況の厳しい年はありませんでした。それでも悪条件だからこそ発見できたこともたくさんあり、実際の収穫以上に実り多き貴重なヴィン...


2021.9.18 収穫とは
明日から収穫作業を再開する。今までもこれからも変わらないが、収穫作業をヴィニュロン2人で行うことは私たちの最大のこだわりです。私にとって収穫作業は、一年間の栽培管理の結果を確認する大事な作業であると同時に、来年の栽培につなげるための重要な調査でもある。全ての樹の状況を確認す...


2021.9.18 台風一過とぶどう畑
昨日一日で137.5ミリの降雨だった。日の出と共にぶどう畑の様子を確認する。 どこの畑も大きな被害はなく、ホッと一安心。とくに収穫前の成木ヤマソービニオン畑のぶどうは、ハチネットと葉にしっかり守られ「さすが大人の木だな」と頼もしくも感じられた。足元の下草もしっかりと大雨を吸...


2021.9.17 台風14号とぶどう畑
9月17日、夜10時からの1時間で48.5ミリの猛烈な雨と強い風が周防大島を通過している。普段はとても穏やかな油良の上空でも、渦を巻くように風が吹き荒れているようだ。前日までにできる限りぶどうの収穫を進めてきたが、まだ成木ヤマソービニオン畑の約半数以上が残っている状態。毎年...


2021.9.13 さくらロゼペティアンの仕込み
今年は、さくら色のペティアンをつくってみようと思います。紅系と黒系生食品種を時間差で発酵させてアッサンブラージュする予定です。この製法は、収穫日に差がある場合に行ないます。まず、先に収穫日を迎えた紅系4品種と黒系2品種を9月10日に収穫し仕込みました。紅系のデラウェアとキン...


2021.9.7 幼木ヤマブランと幼木ヤマソーの収穫
樹齢3年のヤマブランとヤマソービニオンは、ともに醸造所横の同じ区画の畑で育てていますが、昨日はヤマブラン、今日はヤマソービニオンを収穫し終えました。 どちらも雨よけなしの露地栽培のため、若い樹にとって今年の干ばつや大雨は過酷な試練でしたが、ついに収穫の日を迎えることができま...


2021.9.5 白のかもし
今年の白ぶどうは、べレーゾン期に全く雨が降らず成熟期からは記録的な大雨と、極めて過酷な状況でした。油良神田の屋根付きぶどう畑で栽培する白ぶどうは5品種。すべて生食用品種ですが、小木の垣根仕立てでワイン醸造用に栽培しています。醸造用に栽培すると、小粒で種ありなので見栄えが悪く...


2021.9.3 2021ワイン仕込みシーズンの到来!
今日は朝からあいにくの大雨ですが、いよいよ本格的な仕込みモードに入りました。小さな仕込み室ですが、入念に清掃と水洗い、仕込み樽のセッティングをしました。明日以降の予定は、晴れたら午前中はぶどう畑へ行き収穫作業、午後は収穫したぶどうを仕込み室へ運び、ワインの仕込みとなります。...


2021.8.22 ぶどう樹の生命力
ぶどう畑は12日間連続の降雨。連続20日間の日照りの後に、2週間で470ミリの降水量。ぶどうにとってはこれ以上ない程の悪条件です。今のところ、成木は、Y型クロス仕立てで行っていることと下草を膝丈まで伸ばすことで、雨風が直接ぶどうの房に当たることなく、病害の発生はありません。...


2021.8.12 干ばつと豪雨とべレーゾンと私
周防大島油良は、7月18日から、立秋の8月7日までの20日間、つまり大暑の期間は一滴の雨も降らないという、ぶどうにとっても人にとっても過酷な日照りが続きました。その間、成木はたくましくしっかりと大地に根付いているので元気でしたが、幼木はまだ根の力が弱く、葉が黄色くなったリ落...


2021.7.16 ベレーゾン直前の定番作業
小暑からぶどうが一粒ずつ色付き始めると、小鳥や昆虫たちの視線を感じるようになります。今日は、ぶどうの着色が早い屋根付き畑の「ハチネット設置作業」をほぼ仕上げました。が、先日、新たにシャインマスカットの枝間にこっそりとメジロが巣をつくっていて、あと数日後の巣立ちを待って残る箇...


2021.6.28 梅雨時期のぶどう畑の恒例行事
ぶどう畑の作業は、この時期が第一の山場です。雨が降ればムシムシして葉や果実が病気になりやすいため、グングン伸びる新梢をコツコツと誘引して枝間の風通しを良くすることに努め、お日様がサンサンと照れば、勢いよく伸びる下草をせっせと刈りこんで、畝間と株間の風通しを良くします。また、...

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