



cicera
ワイン農家として、
みかんの果実酒でこの土地を表現する
周防大島でぶどうを作りワインをつくることはこれまでに前例のない試み。それは[みかんの島]といわれる周防大島であるがゆえのことであろう。
「ワイン」は風土の特長を表現するものとして「ぶどう」でつくる果実酒です。しかしながら、周防大島で昔から親しまれてきた「温州みかん」はまさに風土の産物であり、その温州みかんでつくる果実酒なら、ワインと同様にこの土地を表現できるはず。...温故知新...「シセラcicera」は、そんな想いでワイン農家が創り出したみかんの果実酒です。



シセラの最大の特長は「繊細さ」
日本古来の温州みかんは、香り、風味に力強さはありませんが、日本らしい奥ゆかしさがあります。この「和」な果実をどのように仕込めばよいか。「ぶどうからつくるワインの様な味にすることができるのか?」 その答えは「No」。
そもそも、ぶどうとみかんは風味を構成する成分、つまり個性が違います。そこで、ぶどうからつくる[ワイン]ではなく、温州みかんからつくる[シセラ]という新たな果実酒を創り出すことにしました。これまでに培ったワインの醸造技術を応用して、温州みかんの個性を多角的な醸造法で引き出します。周防大島の小さな醸造所で自園栽培だからこそできる製品たちです。





01
シセラ
個性を尊重する : 長所を磨く
温州みかんの穏やかな風味を、通常白ワイン醸造で採用するシュール・リー製法[+]でより強く引き出し、長期間ステンレスタンクで熟成。発酵終了後タンク底部に残る澱由来の旨味成分が程良く溶け込み、風味豊かな[シセラ]のスタンダードテイストが完成。
[シセラ 2019 紅差し]
温州みかん(中生種,南柑20号)
〈 375ml,720ml :Alc9%〉
02
シセラ
ペティアン(微発泡)
特長をさらに育てる: フレッシュ感と爽快感を表現する
温州みかんのフレッシュな酸味と爽快感をワインの伝統的な製法でペティアン(微発泡性)[+]に仕上げる。温州ミカンの魅力を「陽」の雰囲気で軽快に“ スパークリング ”シセラというカタチで表現した作品。
[シセラ 2019 ペティアン]
温州みかん(極早生種,日南1号)
〈 375ml:Alc7%〉
03
シセラ
樽熟
さらなる挑戦へ : 可能性を探る
ワインでは抜群の相性を示すフレンチオークの樽熟成[+]をシセラに施した前代未聞の異色作。長期熟成による柑橘成分と樽成分の化学変化は可能性無限大。シセラの未知の世界を切り拓く、作り手にとってアグレッシブな作品。
[シセラ 2018 樽熟]
温州みかん(晩生種,青島温州)
〈 720ml:Alc8%〉
SP 限定醸造
シセラ
ffフォルティシモ
新たな魅力を見出す : アンサンブルを楽しむ
爽やかな酸味の早生種と、個性豊かな香りに強い酸味の柑橘類をそれぞれ別のステンレスタンクで仕込み、熟成後アッサンブラージュ[+]。周防大島柑橘の特長である「香り」と「酸味」を最大限に、強く、より強く表現した限定醸造品。
[シセラ 2019 ffフォルティシモ]
温州みかん(早生種,宮川早生)[80%]:ポンカン,はっさく,不知火,せとみ[20%]
〈 720ml:Alc7%〉

シセラ ペアリング企画
シセラは全く新しい未知なお酒なので、
どのように楽しめば良いのか、
どんなお料理に合わせてみたら面白いのか、
その魅力や楽しみ方を、
わたしたちだけではうまくお伝えしきれていませんでした。
今回、固定観念を打ち破り、
まだまだポテンシャルを秘めたこのお酒を、
それぞれの分野のプロフェッショナルのお力をおかりして、
「プロフェッショナル × シセラcicera」
という形でコラボレーションさせていただき、
インタビューにまとめさせていただきました。
令和2年度第3次補正予算 酒類業構造転換支援事業補助金にて製作